自転車というと、かつて学生時代に乗っていた、ママチャリを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
自転車通勤に最適と言われているスポーツバイク(主にクロスバイク)とママチャリの大きな違いについて説明します。
一般的にホームセンターなどで販売されているママチャリ(シティーサイクル)は重さが18~19Kgあるのに対し、最近のスポーツバイク(クロスバイク)は40000円代のものでも10Kg程度の軽さです。
数字を見てもその違いがピンと来ないかもしれませんが、スポーツバイクに初めて乗ると、軽すぎてバランスを崩してしまうくらいです。
「別に持ち上げるわけじゃないから、重さは関係ない」と思うかも知れませんが、例え水平方向の移動でも重さは大いに関係してくるんです。
スポーツバイクのこぎ出しは感動的な軽さで、平地走行ではどんどんスピードを上げていくことができますし、上り坂でも非常に楽に走ることができます。
3段程度の切り替えが付いているママチャリはよく見かけますが、乗ってみると、まず漕ぎ出しが重い!そして、ある程度スピードが出てきたからと言っても、1段上げてみると・・・2では重い!1に戻すと軽すぎる。。。
ところが、27段切り替え付きのスポーツバイクでは絶妙な切り替えができるので体への負荷も非常に軽く、常に最適&快適な重さでこぐことができます。
更に、27段のスポーツバイクになると、非常に軽いギアも備えているのでびっくりするくらい坂を登るのが楽です。歩くよりも楽なんじゃないかと感じるくらいです。
ママチャリは完全に腰で体重を支える姿勢になるので、漕ぐときに効率よく体重を活かすことができません。そのため、足のみに負荷がかかり非常に大変な上に、頑張れば頑張るほど、ももが太くなってしまいます。
一方、スポーツバイクは、足、腰、手の3点で均等に体重を支え、負荷を分散させて乗るので、それぞれの負荷も軽く、漕ぐときには体重を活かすことができます。
スポーツバイクの姿勢に慣れていないと、手や首の疲れを感じるかもしれませんが1週間も続けていれば体が慣れてきます。
足が太くなると心配する人もいますが、スポーツバイクは軽い負荷で長時間の有酸素運動ができるのでむしろ細くなるんです。
(参考:「自転車は足が太くなる?」 )