ドロップハンドルの自転車を検討している人でも、その形状や、きつい前傾姿勢に敷居の高さを感じている人が多いのではないでしょうか。
結論から言うと、迷っているなら最初からドロップハンドルを使った方がいいです。フラットハンドルの自転車を購入しても、間違いなくいずれはドロップにしたくなります。
ドロップハンドルのメリットについては以下で詳しく見て行きましょう。
通勤時は人ごみを抜けたり、狭い道やクルマの脇をすり抜けることも多く、マウンテンバイクなどの幅の広いフラットハンドルがクルマのミラーにぶつかりそうになって非常に気を使います。
通常のフラットなハンドルの幅はおよそ70cm、これに対しドロップハンドルは幅が40cm程度です。通常の自転車より30cmも狭くなっているドロップハンドルなら、ハンドルがぶつかってしまう心配は皆無となり、快適に街の中を走り抜けることができます。
幅が狭くなることで最初は操作に不安を感じることもありますが、10分も乗っていればすぐに慣れてしまいます。慣れてしまえばフラットバーよりも小さな動作で操作できるので疲れの軽減にもつながります。
ドロップハンドルの握り方は大きく分けると3種類
ドロップハンドルの下の部分(ドロップ部)を握ります。
初めてドロップハンドル自転車に乗る人のほとんどがここを握ってしまい、深い前傾姿勢にビックリしてしまいます。
このドロップ部はごく限られたシーンでしか使用しません。高速走行や強い向かい風の時に、風の抵抗を軽減させるために使うとウソのようにスピードを上げることができます。
自転車で走るときの風の抵抗のうち、7割近くは人の体が受けるものです。実際にドロップハンドルを握ってきつめの前傾姿勢になった時、その効果の大きさを実感できますよ。
ドロップハンドルの横に伸びる平らな部分を握ります。
一番体を起こせる体勢なので、ゆっくり周りを見ながら走るのに適しています。
ほとんどのドロップハンドルは、この握り方ではブレーキや切り替えの操作がでないので注意が必要です。
ブレーキや切替器が付いているブラケット部分を握ります。
ドロップハンドルの自転車に乗っている人のほとんどは、この握り方がメインです。
姿勢も楽で、操作性も良く、手の向きが歩く時と同じ方向を向くので、無理がなく自然な体勢になります。
ドロップハンドルはクッション性に優れたグリップテープが巻いてありますので、どの部分でも握ることができます。
フラット部分からドロップに向かってカーブに入る曲線部分を握るのもオススメです。
いろいろ試してあなたにあったポジションを見つけて下さい。
ドロップハンドルのブラケットを握ると手の平が内側に向き、肘は上を向きます。通常のフラットハンドルに比べ、自転車の上下のショックに対し、肘を曲げて吸収しやすくなります。
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機能面ではありませんが、見た目、デザイン部分で街行く他の自転車と差がつくのも、ドロップハンドルならではの特徴です。
ドロップハンドルは全体にバーテープを巻きますので、好きなデザインのバーテープを巻くことで簡単に見た目を変えることができます。
また、乗っているときの姿を横から見ると、指先まで見えるので、フラットバーの自転車に比べて手が細長く見え、スタイリッシュな印象になります。