29erのMTBとは通常(26er)よりも大きいタイヤをはいたマウンテンバイクのことです。
見た目や機能面で人気を集めているこの29erのMTBは果たして通勤用自転車として どの程度の実力を発揮するのでしょうか?
マウンテンバイクにはアメリカンで無骨なイメージを求める人が多く、そんな人達にとってこの29erのMTBはまさに求めていたデザインと言えるでしょう。
タイヤが大きくなる分、エアーボリュームもアップして存在感があります。
フレームが細いもので構成されていると、タイヤの太さとの対比で余計にフレームが細く見え、無骨なタイヤと繊細なフレームのギャップがとてもオシャレです。
そもそもなぜ29erのMTBが登場したのかというと、タイヤが大きくなることで、より大きな段差を乗り越えることができ、(悪路での)高速巡航も可能になる、というメリットを手に入れるためです。
勘違いしてはいけないのが、走行性能の向上は飽くまでもマウンテンバイクとして険しい山道で乗る場合の話だということです。
通勤でアスファルトの道路を走る上ではメリットが無く、上り坂はちょっと重いです。
また、ストップ&ゴーを繰り返す通勤では漕ぎ出しの重さがじわじわと足に効いてくるかもしれません。
更に、タイヤが大きくなった分、車体全体が高くなるので、日本人の体系にはマッチしない場合が多いようです。
しっかり体にフィットすることを確認しましょう。また、上述の走行性能については通勤上でのメリットはあまり無いという認識の上、とにかくこのデザインに惚れた!という方にオススメです。
実際に街に出れば、スーツ姿に無骨な29erMTBの組み合わせは、人目を引くこと間違いなしです。