ロングスカートで自転車に乗る時でもベルトドライブ自転車なら裾の汚れやほつれの心配は激減します。
チェーン式とはちょっと違う特徴を持ったベルトドライブ自転車は、はたして通勤に使えるのでしょうか?
まずは簡単にベルトドライブ自転車の特徴をまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
ズボンやスカートの裾が汚れない メンテナンスがいらない 雨ざらしでも錆びない 音が静か 足へのショックが柔らかい |
変速段数が少ない(8段程度) |
ベルトドライブ自転車はベルトの幅が広くなっているので、チェーンの自転車のように切り替えのギア数を多くできません。
スポーツタイプのベルトドライブ自転車でも、8段切替が最大となっていますので、急な登り坂が続く場合、もう1・2段軽いギアが欲しくなります。
坂道が続くような通勤経路だと、足に負担がかかり、場合によっては太ももが筋肉で太くなってしまうなんてこともありますので注意が必要です。
かつてベルトドライブ自転車はその特性上、チェーンに比べて足からの力をダイレクトに伝えることができないとされていました。
しかしベルト素材の強化や張力調整の技術が取り込まれ、チェーン式と比べても遜色のない動力伝達能力を発揮します。 更にチェーンのように摩耗による張力低下が少ないので長期間安定した性能を維持できます。
急な坂が無い、平坦な通勤経路だったら10~15kmくらいは十分通勤可能と考えてよいでしょう。
ベルトドライブ自転車は足への衝撃が和らぐので、膝や腰に優しく、音も静かなので乗り心地が非常になめらかに感じます。
ベルト自体も錆びる心配が無いので雨ざらしに強く、チェーンの注油や交換といったメンテナンスも発生しません。
■ブリジストンのベルトドライブ「Ordina S8cb」
カーボンベルトを採用し、チェーンと比較しても全く劣らない動力の伝導効率を実現しています。
後輪軸内の内装変速機もshimanoの8段変速を搭載しているので、ベルトドライブの中でも最もスポーティーな仕様になっています。
見た目もすっきりしているので、普通のクロスバイクよりスタイリッシュでオシャレな印象になっています。ボディーもオールアルミなので雨ざらしでも心配ありません。
■PEUGEOT(プジョー)のベルトドライブを搭載した小径自転車"20 8SPEED BELT(CS42)
小型車でありながら8段変速の内装変速機を搭載し、オシャレで可愛い見た目とは裏腹な高性能を発揮します。
タイヤは20インチなので、街中の段差もあまり気にする事無く走ることができます。
カラフルなボディーとマッチするタイヤやハンドルにカスタマイズしていく楽しさもあり、愛着を持って長く乗り続けられる1台です。