当然、値段が高ければ高いほど性能のいい自転車が買えて、通勤も快適になります。自転車通勤を始めるにあたり、どの程度の資金を準備して望むかによってその後の快適性、継続性が大きく変わってきますので、価格ごとの自転車の特徴を参考に考えていきましょう。
まずは価格帯ごとの自転車の特徴についてまとめた表を見てみてください。
価格帯 | 軽さ(材質) | 丈夫さ | 快適さ | 特徴 |
---|---|---|---|---|
1万円以内 |
18Kg~20Kg (スチール) |
衝撃には強いですが、雨で錆びます。 |
× |
ママチャリがほとんどです。かごやスタンド、荷台などが付いているのでかなり重いです。 |
1万円~ |
15Kg~18Kg (スチール) |
衝撃には強いですが、雨で錆びます。 |
△ |
形はスポーツタイプのものもありますが、重いので漕ぎ出しや坂で重さを感じます。 |
3万円~ |
10Kg~13Kg (アルミ) |
衝撃に強く、雨にも強い。 |
◎ |
軽くてタフなので通勤には最適です。 |
7万円~ |
8Kg~10Kg (アルミ+カーボン) |
カーボン部分はデリケートです。 |
◎ |
風になったように軽いです。日常で使う場合は盗難対策が欠かせません。 |
見ての通り、継続して自転車通勤をするならとにかく3万円~の自転車がおすすめです。その理由は自転車の「軽さ」です。とにかく購入する自転車は、オールアルミ&13Kg以下クリアを目指しましょう。この3万円ラインをクリアすると、自転車通勤は別世界の快適さになります。
軽さについては、数字で見るよりも乗ってみるとその違いに驚かされます。購入後初めて乗るときは、あまりの軽さにバランスを崩しそうになるほどです。そして漕ぎ出してみると、いとも簡単にスピードが出ます。
通勤途中の停止&発信は非常に楽ですし、時速30Kmくらいの走行も出来ますので、通勤時間の自動車の流れに乗ることも簡単にできます。休みの日にはどこか遠くに行きたくなることは間違いないでしょう。
最初に準備できる予算も問題になりますが、安い自転車を買ってその重さのあまりすぐに挫折してしまうのでは意味がありません。3万円以上奮発したとしても、快適に長期間継続していく方がコスト面、健康面など様々なメリットは大きくなります。
例えば、片道5Kmの通勤をマイカー通勤から自転車通勤へ切り替えたとすると、3万円なんて、1年もあれば元が取れます。
大切なのは継続すること、継続するための快適さと楽しさを手に入れることが大切ですから、自転車購入費用をあまり安くみないほうがいいですよ。
(参考: 自転車通勤することで浮くお金 )
もし、万が一!高額な自転車を買ってやっぱり挫折してしまった、という事になっても、自転車は保存状態があまりひどくなければ、いい値段で売ることができます。