クルマは休みの日のレジャーなどに使うこともあるので、自転車通勤をするからと言っても、手放せないケースがほとんどです。クルマを維持しつつ、通勤をクルマから自転車に切替えることで、浮くお金について考えてみましょう。
例えば、カローラやフィット等に代表される、1500ccクラスの車での通勤を想定すると、通勤距離ごとのガソリン代は以下のようになります。
通勤距離(片道) | 1日 | 1ヶ月 | 1年 |
---|---|---|---|
5km |
113円 |
2,250円 |
27,000円 |
10km |
225円 |
4,500円 |
54,000円 |
15km |
338円 |
6,750円 |
81,000円 |
20km |
450円 |
9,000円 |
108,000円 |
これに対し、自転車の維持費用はせいぜいパンク修理、タイヤ交換くらいなので年間数千円で収まります。
上記のガソリン代の試算は、交通渋滞を考慮していないので、実際はもっと燃費が悪くなると考えられ、さらにタイヤの消耗による買い替えなど、細かいメンテナンス費用が加わってきます。
通勤距離10Kmの人が毎日自転車通勤した場合、年間で54000円のガソリン代に加え、走行距離3000キロごとにオイル交換をすると考えると、2回分程度のオイル交換代、約6000円も浮き、更に自動車保険も使用用途を「通勤通学」から「日常レジャー」に切り替えることで5000~10000円程度安くできます。
つまり、どんなに少なく見積もっても年間60000円近く浮く計算になり、本格スポーツ自転車(クロスバイク)などを購入したとしても、すぐに元がとれてしまいます。
上記を踏まえて、実際に自転車通勤に切り替えて、浮くお金をざっくり見ていくと
通勤距離 (片道) |
1年目 | 2年目 | 3年目 | 5年目 | 10年目 |
---|---|---|---|---|---|
5km |
35,000円 |
70,000円 |
105,000円 |
175,000円 |
350,000円 |
10km |
65,000円 |
130,000円 |
195,000円 |
325,000円 |
650,000円 |
15km |
92,000円 |
184,000円 |
276,000円 |
460,000円 |
920,000円 |
20km |
122,000円 |
244,000円 |
366,000円 |
610,000円 |
1,220,000円 |
天候により、部分的にマイカー通勤をしたとしても、3年・5年と長期的に見ていくと、かなりの費用が浮くことになります。
50000円クラスのスポーツ自転車を購入したいけど、奥さんを説得できないなら、「このスポーツ自転車を買えば3年後に二人でハワイに行けるお金が浮くんだよ」と説明してみてはどうですか?